8月24日木曜日
「自民党・市民クラブ」 北海道視察(2日目)
視察第2日となる8月24日は、「図書館」と「町内会・自治会」に関する座学と施設見学を行いました。
午前に視察した「札幌市図書・情報館」はまさに、既成概念にとらわれない施設として全国から注目を集めている図書館でした。
「札幌市図書・情報館」は敷地面積が狭いため、蔵書数ではなく、思わず手に取りたくなる棚づくりで勝負されており、個性的な棚づくりをするためには、市職員や司書ら図書館業務に携わる人々の意識の変革が求められます。
また、図書館を図書館としてだけの機能・空間に押し込むのではなく、人々が集まりたいと思えるスペースを作るといった大胆な意識が必要なのだと感じました。
午後は、札幌市役所で「町内会・自治会」について同市の取り組みについて意見交換をさせていただきました。
札幌市でも、町内会・自治会の加入率減少や役員の高齢化、担い手不足といった課題があります。
こうしたことに対し、同市は、「町内会ささえあい条例」制定や電子回覧板の導入、町内会アドバイザー派遣といった事業を展開されています。
今回の意見交換では、上記の3施策について説明を受けました。
まず、ささえあい条例は、行政の責務、市民や町内会・自治会、事業者の役割などを明確化し、町内会活動を含む様々な地域活動への参加を促すものであり、こうした条例は、政令市では横浜や川崎、京都なども制定しているということです。
電子回覧板は、ライン公式アカウントやフェイスブック、電子メールといった既存のSNSツールを活用したものを、町内会・自治会単位で運用しています。
アドバイザー派遣は、コンサルティング会社に委託し、町内会・自治会に関する様々な課題を解決していこうという取り組みで、アンケート調査で住民の皆様の意識などが浮き彫りになることもあるそうで、興味深い施策の一つといえました。